情報更新日:2026年3月13日

アドバイザーコラム

「仕事ができる人」は何でもできる?

「仕事ができる人」は何でもできる?

私は現在、福岡と東京で人材紹介を行っています。
過去に人材紹介をした方から「面白い人がいるので紹介したい」とご連絡をもらい、東京で面談をさせてもらいましたが、この方がとても面白い方でした。

その方は現在45歳。
大手企業で活躍し、30代で起業した、誰もがうらやむようなキャリアの持ち主です。
しかし、会社は数年が経つ頃から社員の離職や人間関係の問題が増えていき、「もっと自由に仕事がしたい」という思いで立ち上げたはずの会社でしたが、いつの間にか“人の課題”に向き合う日々が苦しくなり、昨年の夏、M&Aによって会社を売却したそうです。

その後、これから何をしようかと考えていたとき、ニュースで、「年末の運送会社の人材不足」が目に留まり、「どうせ時間もあるし、自分が役にたつなら短期でアルバイトをしてみよう」と考え、近くの運送会社の面接を受けたそうです。

「今日から来られる?」と言われ、夜間の仕分け作業に配属。
働き始めてすぐに気づいたのは、動線の悪さ。
その影響で、本来3人で済む作業を5人で行っており、ルールも曖昧で、外国人スタッフが管理者を探してさまよっている状況だったそうです。

気になってしまい、翌日には改善策を提案・実行。
すると、1人あたり1日50個さばいていた作業量が1.5倍に向上させることができ、翌週には「うちの社員にならないか」と声をかけられたそうです。

本人曰く、効率化に貢献できたことも嬉しかったけれど、「君、仕事できるね」と言われたことが素直に、めちゃめちゃ嬉しかったそうです。
社員として働いていた頃も、社長になってからも、「できて当たり前」。
褒められたのは新入社員の頃くらいだった気がする、と。

その話を聞いて、課題を見つけ、仮説を立て、選択肢を出し、対策を考えて実行することを、自然にできる人は、どんな環境でも力を発揮できるのだなと思いました。
その方も多くの経験があるからこそ、引き出しが多く、選択肢も広いのでしょう。
結局、仕事ができる人とは、状況に応じて最善の行動を選べる人なのだと改めて感じました。

その方に「もう一度会社を立ち上げますか?」と聞くと、「経営ではなく、次は仕事がしたいです」と笑っていました。
仕事ができることと、経営に向いていることは、また別なんですね。

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コンサルタントの紹介
転職を支援の中で私が感じたこと、成功例、また、仕事と全く関係のない趣味の旅行をコラムにまとめました。
この発信が、次の場所を探している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

私はアジア旅を趣味としており、特にタイは特別な存在です。
一人で海外に行くと、人に助けてもらうことも多く、そのたびに自分のポンコツさを実感します。
海外旅行は今でも自分を戒め、多くの学びを与えてくれる大切な時間になっています。


転職コンサルタント 里居由美