『急募』の求人は危険ですか? 求人票に書かれていないストーリー
『急募』の求人は危険ですか? 求人票に書かれていないストーリー
「急募」という言葉を見ると、「何か問題がある会社なのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。
今回は、このいただいたご質問にお答えします。
私の考えは、「急募だから危険」とは一概には言えず、その募集の背景をエージェントがどれだけ把握していて求職者に伝えられるかだと思います。
急募でなくても求人にはそれぞれストーリーがあります。
今日は私が実際に担当した事例をご紹介します。 ある中小企業で、経理部長を急募したことがあります。
長年勤務されている部長のお子さんが病気になり、「最期の時間を一緒に過ごしたい」との思いから、半年になるのか一年になるのか分からないものの、休職を希望されました。
会社としては本人の意思を尊重したいし、残って欲しい、でも業務を止めるわけにもいかない・・ 社長も、「いつ本人と話をすべきか」と悩み、部長も「会社に迷惑をかけたくない。でも仕事を失いたくない」と葛藤されていたそうです。
話し合いの結果、新しい経理部長を採用することになり、急募の求人が出されました。
企業から、背景を求職者へお伝えしてよいという了承をいただき、私はその経緯も含めてご説明し、その結果、求職者の方も「将来的に元の部長が復帰する可能性もある」という点まで理解した上で、面接を受けてくださいました。
もう一つの事例です。 ある女医さんが院長を務めるクリニックで、医療事務の求人を急募した際、求職者の方からこんな質問をいただきました。 「この求人、何度も掲載されていますが、それだけ人が辞めているということですか?」 実際には、全く違います。
そのクリニックでは、すでに受付スタッフ3名が産休・育休中で、さらにもう1名が産休に入る予定だったため、人員補充が必要でした。
院長は、結婚や出産を理由にキャリアを諦めることがないよう、結婚しいて、恐らくすぐに産休をとることをわかっていて人材を採用されていました。
もし私がその背景をご説明できなければ、「いつも求人を出している、離職率の高いクリニック」という誤った印象を持たれてしまっていたかもしれません。 求人票には、条件は書かれていても、その背景までは書かれていません。
私たちは、求人票だけでは伝わらない「なぜ募集しているのか」「会社にはどんな想いがあるのか」までお伝えすることを大切にしています。
転職は人生の大きな選択だからこそ、条件だけでなく、その求人のストーリーも知った上で判断していただきたいと思っています。

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転職を支援の中で私が感じたこと、成功例、また、仕事と全く関係のない趣味の旅行をコラムにまとめました。
この発信が、次の場所を探している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
私はアジア旅を趣味としており、特にタイは特別な存在です。
一人で海外に行くと、人に助けてもらうことも多く、そのたびに自分のポンコツさを実感します。
海外旅行は今でも自分を戒め、多くの学びを与えてくれる大切な時間になっています。

転職コンサルタント 里居由美