情報更新日:2026年6月29日

コンサルタントコラム

質問は「『なぜ?』ではなく、『いつから?』」

質問は「『なぜ?』ではなく、『いつから?』」

私は福岡と東京で人材紹介を行っていますが、東京ではランチ面談も増えてきました。
2回目の面談をランチを食べながら行うことがあります。
企業からご希望をいただくこともあれば、私からご提案することもあります。
食事をすると人となりが見えることもありますが、何より、お互いにリラックスして話ができるのがランチ面談の良さです。

先日、60代の社長と39歳の男性求職者とのランチ面談で、印象に残る質問の場面がありました。
最初に運ばれてきたサラダに、求職者の方は手を付けませんでした。
周りの方が「どうぞ」と勧めても食べず、社長が「君、野菜が嫌いなの?」と尋ねると、「実は野菜が苦手なんです」と。
実は私はその様子を見ながら、「野菜苦手なんだろうな。私の空のお皿と取り替えてあげた方がいいだろうか」と内心思っていました。
求職者の方とは何度もお会いしていたので、つい助け舟を出したくなりました。
普通なら、「なんで嫌いなの?」と聞きたくなる場面ですが、社長は、「いつ頃から食べられないの?」と質問されました。
私はその時「この社長は質問が上手い」と感じました。

「なぜ?」という質問は、理由を説明しなければならないので、人によっては責められているように感じることがあります。
一方で、「いつ頃から?」という質問は、相手の人生や経験に興味を持つ問いで、その人の背景を知ろうとする姿勢が伝わります。 その一言で、その場の空気がふっと和らぎました。
求職者の方は、子どもの頃の家庭環境や小学校の給食の時間をどう乗り越えたのかなど、好き嫌いの話から、物事の捉え方や価値観にまで話題が広がり、面接というより、お互いを知るための対話になっていきました。

私は改めて、きっかけを作るのは「何を質問するか」だけではなく、「どう質問するか」なのだと感じました。
転職の場面だけでなく、管理職の方は部下と1on1をするときも同じではないでしょうか。
「いつ頃からそう感じるようになったの?」と問いかけるだけで、相手は答えではなく、自分の経験や思いを話してくれるようになります。
人は、理解しようとしてくれる人に心を開きます。

人材紹介の仕事をしている私自身も、質問一つでその場の空気や相手との距離が変わることを、改めて学ばせていただいたランチ面談でした。

 

先日、お客様先からの帰りに、ボス(弊社の社長)と浄水通りでおそばを食べて帰りました。
福岡はうどんのイメージが強いですが、私はそば好きです。
東京へ行くと、「今回はどこのおそばを食べようかな」と、それも小さな楽しみの一つになっています。
暑い日が続くこの時期は、やっぱりざるそばが美味しいですね! 写真は、その日いただいたおそばです。

 

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コンサルタントの紹介
転職を支援の中で私が感じたこと、成功例、また、仕事と全く関係のない趣味の旅行をコラムにまとめました。
この発信が、次の場所を探している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
私はアジア旅を趣味としており、特にタイは特別な存在です。
一人で海外に行くと、人に助けてもらうことも多く、そのたびに自分のポンコツさを実感します。
海外旅行は今でも自分を戒め、多くの学びを与えてくれる大切な時間になっています。

転職コンサルタント 里居由美