結局、心配していたのは私だけでした。
結局、心配していたのは私だけでした。
自分の考えが、いつも正しいわけではない。
転職支援を長くやっていると、時々そう思うことがあります。
転職で大切なことはたくさんありますが、私は「カルチャーフィット」もかなり大事だと思っています。
仕事内容や条件が合っていても、その会社の風土に馴染めるかどうか。
それも、その人が入社後に活躍できるかを左右する一つの要素だと思うからです。
ただ今回は、そんな私の考えが見事に外れた話です。
以前、30代の銀行出身の方が、福岡の老舗企業への転職を希望された時のことです。
私はその企業の経営者や役員の方と何度もお話をしていたので、会社の雰囲気もある程度分かっていました。
かなり昔ながらの会社です。
一方、彼がいるのは銀行で、制度もしっかりしているし、組織としても整っています。
「今いる銀行とは全然違いますよ」
「制度もそんなに整っていないし、意見を言っても通らないこともあるかもしれませんよ」
私は彼に、正直に話しました。
それでも彼は、「大丈夫です」と言います。
ただ私には、なぜそこまでこの会社がいいのか、正直よく分かりませんでした。
なんとなく選んでいるようにも見えて、
「入社してもすぐ辞めるんじゃないかな……」
と心配していました。
でも、最終的に決めるのは本人です。
ここまで伝えて、それでも彼が行きたいと言うなら、それは彼の選択だと思い、紹介を進めました。
ところが、私の予想は見事に外れました。
彼はすっかり会社に馴染み、今も活躍しています。
会社に行くと、いつも社長の近くに彼がいます。
「最初、あなたがこの会社に合わないんじゃないかと、かなり心配していたんですよ」
と話すと、
「里居さんは随分心配していましたけど、僕は最初から何とも思っていませんでしたよ」
と言われました。
そして、私が入社前にあれこれ心配していたことが、全部社長にバレてしまいました(笑)。
社長も、銀行という、ある意味“キラキラした経歴”の彼が自分の会社に入ることについて、最初から何の心配もしていなかったそうです。
結局、心配していたのは私だけでした。
「アンコンシャス・バイアス」という言葉があります。
これまでの経験や知識、育ってきた環境などから、知らず知らずのうちに人や物事を「きっとこうだろう」と決めつけてしまう、誰にでもある心のクセです。
まさしく、あの時の私はこれだったと思います。
転職支援を長くやっているからこそ、
「こういう経歴の人は、こういう会社が合う」
「このタイプの人は、この会社には合わない」
そんな自分なりの物差しが、いつの間にかできていました。
でも、経験が増えれば増えるほど、「分かったつもり」になってしまうこともあると思います。
彼に会うたびに、私はこの出来事を思い出します。
自分の物差しで、その人の可能性を測っていないか。
自分の価値観を、押しつけていないか。
そのたびに、自分自身を振り返り、気持ちを改めています。
私の役割は、「あなたにはこの会社は合わない」と決めることではなく、私が知っていることや感じていることをきちんと伝えたうえで、その人自身の選択を応援することなのだと思います。

ビズリーチより、お祝いのシャンパンをいただきました🥂
箱にだけでなく、リボンにまで「BIZREACH」の文字がありこだわりを感じました。
お酒好きの私には最高のプレゼントです(笑)
このようなお祝いをいただけたのも、私を通して転職という大切な決断をお任せくださったみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。
また、転職支援は2名体制で行っています。
パートナーとして一緒に求職者の方をサポートしてくれている中村にも感謝です。
これからも、一人ひとりの転職にしっかり向き合い、より良いご縁をつないでいきたいと思います。
みなさま本当にありがとうございます。
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コンサルタントの紹介
転職を支援の中で私が感じたこと、成功例、また、仕事と全く関係のない趣味の旅行をコラムにまとめました。
この発信が、次の場所を探している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
私はアジア旅を趣味としており、特にタイは特別な存在です。
一人で海外に行くと、人に助けてもらうことも多く、そのたびに自分のポンコツさを実感します。
海外旅行は今でも自分を戒め、多くの学びを与えてくれる大切な時間になっています。

転職コンサルタント 里居由美